ミクリミトロポリVII -----沈黙の御大-----

1999年3月20日〜 22日 東京・中野「中野区立もみじ山文化センター 美術ギャラリー」

ミクリ2で使った、中野区立もみじ山文化センターの古い方のギャラリーに、ふたたび戻ってきてのミクリ7。そしてホームページ開設後初ミクリ。ちょっとドキドキ。1993年に始まったミクリも、なんと世紀末を迎えることが出来たのでした。しかしなんでこんなに続いているのでしょうね。誰にもわからないまま、御大のみぞ知るミクリ7「沈黙の御大」は開催されたのでした。

ギャラリーと呼ぶのもためらわれる展示スペースは、なぜか蛍光灯つきのガラスケースがあったり、不思議な雰囲気をかもしだしている。向かいの部屋では社交ダンスが。

今回の共同制作のお題は「イコン」。例のガラスケースに展示された。モトミヤ・カワハラ両氏は久々の絵だった為、相当苦しんでいた模様。ミクリ1では全員が絵を手掛けていたのだが、いつの間にナワバリが確定してきました。ミクリの歴史をこんな所にも感じますね。
モトミヤさんの作品たちは、なぜか「馬」。どうしてとかなぜとかを超えて、「馬」です。馬が進軍ラッパと共に走ったり、ぐらぐらしたり、子供たちも大喜び。馬マニアの紳士も来場した。
ヤマシタさんは版画を出品。「もんどりうって〜」等タイトル・コメントにヤマシタぶりを発揮。しかし出品作の内容が一部の客の議論を呼び、ヤマシタは困惑することになる。
カワハラさんの写真は御大写真・恒例のヤマシタモデル作品などを出品。ちなみにミクリ史上初、花キューピッドから花が届く(カワハラさん宛て)。
クツザワはあんまり気力がなかったみたいで、水彩連作等小品を出品。ハガキ担当もやりましたが、なかなかグループ展として統一感をもたせるのはムズかしいなと実感。各々我が道をゆくのがミクリの進むべき道なのではないかと(それしかできないし)。皆さんどうぞ暖かい目で見守ってくださいませ。そんな訳でミクリ8へつづく。

<クツザワ>

micri99.jpg  「ミクリミトロポリVII はがき」クツザワ作(1999:)


**出展作品**

 

 99icon-top.jpg 共同制作

 

 
ミクリミトロポリ イコン(1999:ミクストメディア)
 
 

 99kttop.jpg クツザワ

 

ホメオスタシス(1999:水彩)
Untitled(1999:油彩)
 
 

 99kktop.jpg カワハラ

 

散歩/青(1999:)
散歩/モノクローム(1999:)
裏道(1999:)
スナッピング・ポインツ'99(1999:サービス版)
 
 

 99mktop.jpg モトミヤ

 

馬四駆(1999:)
ベンディング・マシーン(1999:)
馬分子(1999:)
馬遊具(1999:)
 
 

 99yktop.jpg ヤマシタ

 

もんどり打ってどうと倒れる(1999:木版)
過去ノ雑記帖ヨリ 〜 一寸法師 〜(1999:木版)
おんたいひょうたん(1999:アクリル 瓢箪)

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