ミクリミトロポリ VI ----炎天蟄居----

1998年7月16日〜19日  東京・中野「中野区立もみじ山文化センター(なかのZERO)展示ギャラリー」

今回は「炎天蟄居」というテーマがあまりにも強烈な印象を人々に与えたようで。その後この四字熟語が巷で流行ってしまい、改めてミクリの社会的影響力を考えさせられた回でした(?)。

場所は中野ZERO新館ということで、展示に適した機能的でキレイめギャラリーという印象をもって、期待に胸ふくらませて臨んだところ、ギャラリー出入り口すぐ左のハイビジョンテレビのまわりに群がる人々の独特の雰囲気に、初日から驚愕させられたものです。さすが、中野ZERO・・・。
それでもへこたれず、時々見にきてくれるテレビ前の人々とも暖かい関係を築きつつ、リピーターには目を光らせるという緊張感の中、多くの人々に見に来ていただきました。ちょうど梅雨の終わり頃だったので、天気が悪く炎天にはならなかったのがちょっと残念だったかな。

この時のDMハガキはヤマシタ担当で、またまた原画は木版で作りました。
個人作品は、モトミヤさんが永遠のテーマとなる町田(康)人形をつくり好評。
クツザワさんは小品ながら圧倒的な存在感を見せつけ好評。
カワハラは独自の写真世界をさらに深めつつ、技術も上達し好評。
ヤマシタも相変わらず向上しない描写力を保ちつつ、訳の分からない作品を出して好評。

と、好評づくしで大成功。・・・だったと、今となっては思うのです。以上。

<ヤマシタ>

micri98.jpg  「ミクリミトロポリVI 炎天蟄居」ヤマシタ作(1998:木版)


**出展作品**

 

 98yktop.jpg ヤマシタ

 

かば焼き、やわた焼き、きもすいなどが普通である。ただし
真のうまさは白焼きにかぎるやうだ(1998:アクリル B2版)
ポピドンヨードの空(1998:アクリル B2版)
It’s too real for my brain
(1998:アクリル B2版)
おまけ「炎天瓢箪」(1998:アクリル 瓢箪)
 
 

 98kttop.jpg クツザワ

 

untitled ×4(1998:油彩 F10,F10,F10,F15)
目かくし
 
 

 98kktop.jpg カワハラ

 

試作<白熱灯>(1998:カビネ版)
試作<手足>(1998:カビネ版)
緑の庭(1998:カビネ版/カラーコピー)
ミクリ島(1998:カビネ版/カラーコピー)
作られたものと生きる(1998:カビネ版)
スナッピング・ポインツ'98(1998:サービス版)
 
 

 98mktop.jpg モトミヤ

 

映写機II 〜上映作品:GOGO秋田君
(1998:電球・歯車・エチレンボード・製版フィルム・木材ほか)
明滅するパンク青年
(1998:フラッシュライト・ペットボトル・ビニールホース・布ほか)
パンク青年の子供たち(双子)
(1998:モーター・歯車・木材・シルキークレイ・木材ほか)
デモ隊
(1998:うずらの卵・発泡スチロール球・板ナットほか)

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