ミクリミトロポリ III ----もうすっかり快くなりました----

1995年10月3日〜8日  東京・浅草橋「ギャラリーADLIB」

今はなき、浅草橋のギャラリーADLIBという場所でやりました。ミクリ史上かなりインパクトのある場所でした(いつもインパクトあるかも・・・)。どこがかと言いますと、同じ階にギャラリーと同じ経営者が営む音楽スタジオ、上の階にダンススタジオがあって、よく隣のスタジオで、経営者のマツバラさんがドラムを叩いていました。ダンサーらしきお客が来てくださったりしていました。
ミクリIIIのメンバーは、モトミヤ・ヤマシタ・クツザワでした。展示内容は私(クツザワ)としてはかなり気に入っています。

モトミヤ作品:モトミヤさんが玩具に焦点をしぼりはじめた展示でありました。この後から、触れて楽しいアミューズメント作品を展開してゆきます。作品の白い質感が美しかった。
ヤマシタ作品:この時期の作品が最も抽象性が高いのではないでしょうか。色彩も微妙で、作品世界に複雑さ、良き意味でのあいまいさを感じます。
自作について:メンバーのカワハラさんに「こわい」と言わせて心配をさせた作品群でしたが、本人としては描きあがってとてもすっきりした気分だったのでした。しかし他の人にも「こわい」とよく言われてしまったので、色々と考えることがありました。悪夢を人に見せているようなものではないか、とか。それが良いことなのか、悪いことなのか答えはまだ出ませんが、とりあえず今も絵を描いていますので、これからも作品をご覧になって頂ければ嬉しく思います。

この展示の印象を他のメンバーに聞くと、「クツザワがかっとばしていた」と言われるのですが、本人に自覚は余りないのです。きっと本人なりにハイテンションだったのでしょう。がんばっていたのでしょう。それではこのへんで終りにします。つづく。

<クツザワ>

micri95.jpg  「ミクリミトロポリIIIはがき」クツザワ作(1995)


**出展作品**

 

 95kttop.jpg クツザワ

 

バイク(1995:アクリル・油彩 F120号)
無題(1995:アクリル F100号)
(1995:油彩 F100号)
ミトコンドリア(1995:油彩 36cm×51cm)
電話線(1995:油彩 F10号)
無題(1995:アクリル・油彩 F10号)
誰かいる(1995:アクリル・油彩 F10号)
 
 

 95mktop.jpg モトミヤ

 

クロウリング・バブーズ(1995:アクリル・真鍮・シルキークレイ)
機械体操BOX(1995:アクリル・シルキークレイ)
埴輪遊園地(1995:木材・モーター・クレイドー)
ハニワ・スコープ(1995:クレイドー・アルミ・トレーシングペーパー)
頭でお茶をわかす人(1995:ラドール・ティーバック)
 

 95yktop.jpg ヤマシタ

 

(1995:アクリル・パステル・顔料 F30号)
ヘブロン(1995:アクリル・パステル・顔料 F30号)
星と話す(1995:アクリル・パステル・顔料 F30号)

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