今となってはもう昔のことで、よく覚えていない。とにかく寒い時だったことは、よく覚えている。この時はモトミヤさんお休みということで、3人ミクリになってしまったんだけど、一人欠けたのを忘れる程力みなぎる展示内容でした。 この頃は皆比較的暇だったので、共同制作でもかなり時間をかけることができたというのが大きい。ミクリ・ミトロポリの碑というのを会場中央に建立しその上に、さまざまな魅力的単語を書きなぐった板片を夥しく吊し(ヤマシタ作品「碑上のざわめき」)、一種異様な空間を作りだしたのであった。 今思えば若くて時間もあって、いろいろ希望や情熱もあったので、必要以上にテンション高かったけど、まだまだ手作りでこぢんまりしてたかな。初期のミクリ展としては、最も個人的に秀逸の回だったと思うよ、ほんと。 <ヤマシタ> |
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ミクリミトロポリの碑(1994:ミクストメディア) |
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連作・東京の屋根の下(1994:)
「印刷工」 「露天新聞屋」 「花売娘」 碑上のざわめき(1994:ミクストメディア) |
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アンバランス no.1(1994:) アンバランス no.3(1994:) composition(1994:) floating away(1994:) night bird(1994:) |
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アナログ・アナクロ・ハードコア(1994:木・紙) 詩片(1994:木・アクリル板・フィルム・蝶番) 少年像 頭部(1994:粘土・紙) 潤む瞳(1994:油彩) |
上原加代子(ゲスト参加) | 壁 |